お盆休み、正月休みなど、長期の休みになると付きまとうのが義実家帰省問題。
義家族はとにかく気を遣う。せっかくの休みなのに休んでいる気がしない。自分の実家に行く時間を長くしたい・・・などなど、義実家帰省が憂鬱な言い分は多数あるかと思います。
義実家に喜んで行きたい!!という方も中にはいるとは思いますが、大半は「できれば行きたくない」というのが本音ではないでしょうか?筆者もその一人です。(笑)
ニュースを見ていたら「セパレート帰省」という言葉を見かけました。まだ浸透している言葉ではありませんが、その名の通り帰省を別々にする「セパレート帰省」が増えてきているそうです。実は、筆者も今年は義実家に帰省しないという選択をしました。
この記事では、筆者が実際に行った「セパレート帰省」のメリット・デメリットや、別々に帰省しても義家族とうまく付き合う方法などを書いていきたいと思います。
別々に帰省する「セパレート帰省」が増える背景
長期休暇は、夫と妻がそれぞれの実家に行ったり、それぞれの時間を送るスタイルが多くなってきているといいます。なぜそのような時代になってきているのでしょうか?
その原因として、以下のことが上げられます.
- 共働き世帯が増えた
- コロナで帰省が途絶えた
- 受け入れ側の義実家も多忙・金銭の問題
まず一番原因として大きいのは、共働き世代が増えているということ。
夫婦お互いにお盆休みがある職種とは限りませんし、せっかくの仕事の休みには、リフレッシュしたいという気持ちも強く表れてきています。
次に、新型コロナウイルスの影響で帰省を控えていたことも大きな影響となっています。
それまでは、行く側も迎え入れる側もそれが毎年当たり前となっていたので、なにも疑問を抱えませんでしたが、実際に行かない・来ないのが数年続くと「その方が楽」だと気づいてしまった人も多数いるようです。
最後に、受け入れ側の義実家でも、義両親がまだ働いている世帯が多かったり、物価高の時代に迎え入れる金銭的な問題だったりもあり、「セパレート帰省」は義実家に行く側だけでなく、迎え入れる義実家にもメリットがあるようです。
セパレート帰省のやり方
今年は夫婦別にすごしましょう!と決めたら、早速段取りをとる必要があります。
まずは義両親に了解を得る
突然、今年は配偶者が来ないとなると、義両親もなぜ?と思ってしまうことが多いです。まずは、どんな理由でも良いので、義両親に理解を得ましょう。その時、自分の両親に伝えるというのが基本です。義理の両親に直接伝えると、はっきり断れなかったりするからです。例えば、「今年は〇〇(妻)は、普段仕事が忙しくて休ませてあげたいから、俺と子供で帰るよ!」と言ってもらうような感じです。
それでも義両親に「来なさい!」と言われたら…。という不安もあるとは思いますが、義両親の懐の深さを知る良い機会です。臆せず伝えてみましょう。
子供はどうするかを考える
義両親が一番楽しみにしているのは、最愛の孫に会えることですが、別々に帰省する場合は一緒に行くか、行かないかということも決める必要があります。
特にママが行かない場合、子供も行かない(行けない)ということも多いです。
嫁が来ないのは良いが、孫が来ないのはイヤ!という義両親もいるかもしれませんから、子供問題はセパレート帰省の最大の難関ともいえるでしょう。お互いの実家に帰るときも、そちらはうまく調整する必要がありますね。
行く前の義両親への配慮を忘れずに
義実家へ行かないと決まったら、義両親の反感を買わない為にも配慮を忘れずにしておきましょう。
- 手土産の用意
- 出発前日などの連絡
- 子供の連絡事項を伝える
まずは少しのもので良いので、手土産などを持たせておくと印象がよくなるでしょう。
また、子供も行く場合、前日などには「明日から子供達がお世話になります。宜しくお願い致します。」等の連絡を入れるほか、子供についての食べ物や習慣の連絡を義母に伝えておくとスムーズです。
筆者が実際に経験してどうだったか?
筆者自身も体調不良もあり、初めて一緒に帰省しないという選択をしました。
帰省できないほど体調が悪いわけではありませんでしたが、帰省すると非常にストレスが大きいため、体調の悪化が怖かったからです。苦笑
メリット
筆者の場合は・・・
- 飛行機移動
- 子供2人は一緒に帰省
- 5泊
上記の条件でしたが、友人と会っても時間に縛られませんし、起床・食事・就寝すべて自由な時間にできますので、長年1人の時間を長くとれなかった筆者にとっては、最高のリフレッシュ期間でした。
もちろん、寂しさや、子供達への心配はありましたが、帰省先で夫や子供の楽しそうな様子が連絡で分かったので、安心して過ごすことができました。
デメリット
義実家に帰省しない事によるデメリットですが、筆者には・・・
とくにありませんでした。
強いて言えば、子供達に会えない事への寂しさや、自分に何かあった時の不安感(事故・空き巣など)でしょうか。
帰らない選択はたまにはアリ?
日頃から仕事・育児・家事に追われ、休む暇もないような人がたくさんいるのではないでしょうか。
自分の実家に帰るメリットは、ゆっくりできる。リフレッシュできる。ということ。
でもその逆はどうでしょうか?義実家でゆっくり寝てられる、気を遣わない、疲れないという方は少数しかいません。
もし、義実家に帰省することが疲れてしまった…、気分が乗らない、という方は思い切って帰省しない選択をしてみることも、今後義実家と上手に付き合っていく為には必要なことかもしれません。
まとめ
毎年長い休みになると悩みの種にもなる義実家帰省。
毎年とは言わずとも、夫婦別々に過ごすセパレート帰省は、非常におすすめです!
義実家との程良い関係を築いていくためにも、無理して自分を押し殺してまで付き合って行く必要はないと思います。
「今年はなんか無理かも・・・」と思ったら、別々に帰省する・過ごすことも一つの手段として考えてみてくださいね。
コメント